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この映画は情けないほどリアルで、馬鹿らしくなるほどピュアだ。今燻ってる奴ら全員にこの映画が届けと願うばかりだ。

心の友とは、この2人のことを言うんだと思う。

木村昴(声優)

杉田協士(映画監督)

主人公の安楽は、その名前とずっとたたかってるみたいだった。

安心して楽しくなんて生きてたまるか。だから誰とも横並びで座ったりなんかしない。いつも対面で、さらにカメラなんて構えたりして、向かって向かって向かっていった先に見える景色がある。

そこにいないはずの私たちも、その一瞬に立ち会える映画のよろこび。近いうち、どこかの土手には親友と横並びで座る安楽の姿があるはず。

いつか恋人とも座れますように。そしてダンスに誘えますように。

しじみ(女優)

恥ずかしくていじらしいラブレター。大事なのは想いの強さで、それでも叶わないとか、人生やり直したいと思ったなら、映画を作ればいい。映画が現実を塗り替えていくという、映画の可能性に涙しました。ひとりの執念と衝動と焦燥感が成仏する瞬間を見た!

藤原季節(俳優)

これだけの仲間や友人を巻き込みながら、その優しさを無視し、孤独を貫徹するスタイルはまさに『1人のダンス』。
他者を撮りたいと願う監督志望の主人公を安楽涼が演じる。

つまり他者を撮る自分の映画を撮るパラドックス。

そのカオスの果てに安楽涼が愛を見つける革命のラストシーンは目撃すべき。

死ぬよりも、ダンス。

吉田浩太(映画監督)

僕は30歳の時に大病に罹って以来、自分は弱者である感覚を忘れないようにしている。
当時得た、病気になってしまい誰からも相手にされない虚無な日々の体験が今の自分の大きな礎になっている。
「1人のダンス」は弱者でしか見えないどうしようもない苦しさに足掻きながら、そこに見える小さな真実をなんとか映し出そうとしている。
ラストカット、その小さな真実が映し出される瞬間に、この映画は僕にとっても大事な映画となった。

関矢茂信ながおか映画祭実行委員長)

何とも言い表せない感動で映画を見た後叫びました

新納慎也(俳優)

リアルな会話と静寂の中、溢れる感情に心を動かされる。 男同士の友情は不器用だけど、男ってそういう生き物だから。

俳優、ミュージシャン、映画監督、芸術家など表現を仕事にする者の内側に潜む闇と苦悩を繊細に大胆に露わにした作品。

苦しく、辛く、哀しく、そして温かい。

僕にはとても染みました。 そして、その闇が少し晴れた気分です。 安楽くんの様にすべて曝け出して叫びまくって暴れまくれたらどんなに楽だろうって思う。すべての夢追人に届いてほしい。

松本純弥(映画監督)

まさに「衝動」という言葉がふさわしい作品!
実名で現れてひたすらに自分を苛め抜く安楽監督に、つい自分を重ね合わせた。作品を越えて見届けよう、彼がどこまで踊り続けるのか。

金井純一(映画監督)

この作品を見始めて、安楽くんは自分の衝動をなんとかこの作品に封じ込めようとしていて、そうだ、それが映画だ、と思って応援していたら、ラストシーンで爆発してました。やりやがったな!って心が踊りました。「1人のダンス」が、大勢の観客の心を踊らせてほしい、そう思いました。

ヒナタカ(映画ライター)

映像作家の苦悩と葛藤を、繰り返し流れる圧倒的存在感の音楽に乗せ疾走させていく、極上の興奮と感動がここにある。監督・主演の安楽涼と、新感覚アーティスト“OOPARTZ”の名前を覚えてくれ!彼らはもっとビッグになる!

真魚(女優)

消化出来ないものをそのままにしておけない安楽さんの人間性がそのままスクリーンに映し出されてました。 1人で踊る姿は生々しくて痛々しいけどこんな風に声をあげてむちゃくちゃやれるの、正直うらやましいな。 次は誰と喧嘩してどんな映画をつくるのか。たのしみです。

串田壮史(映像作家)

「1人のダンス」は、トップカットからラストカットまで、キャラクターの心の動きが一度も途切れずに観客の胸に響き渡る、1時間の激しい韻律のように感じました。

時には主観的すぎるかと思うほどにキャラクターに近づく作り手の視線が、人の孤独・恐れ・弱さ、そしてその全てを擯斥する力強さを生々しく映し出しているようでした。

 

主人公の映像作家の男にとって“現実”とは、苦労 / 忍耐 / 困難 / 犠牲 の連続であり、彼に牙を剥く怪物でしかない。

そんな彼が撮る映像は、現実から目を背けた、都合のいいイメージだけだ。

彼が、「道を踏み外してしまった自分」への怒りを募らせながら、傷つき、疲れ果て、ぎりぎりの状態で現実に向かってゆく様子は、僕の胸に、生きる喜びとは何なのかを叩き込んでくれました。

 

年齢や地位なんかで人を区別せず、ただただ“おれ”と“おまえ”で向かい合う「1人のダンス」の登場人物立ちからは、人間本来が持つ凶暴さと、やさしさを感じました。

太田達成(映画監督)

この映画は、現状に怒りを抱えた安楽さんを見つめる「友人の物語」なのだと感じた。

ただただ優しい友人の眼差しは、物語が進むにつれて様々な意味合いへと変わっていく。凄まじく揺れる感情の中で最後に見せた友人の眼差しに、僕は救われた。その眼差しによって安楽さんも初めて世界を許すことが出来たのではないだろうか。
人と人を繋ぐ希望を垣間見ることのできる希有な映画である。

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